喘息(ぜんそく)の発作はなぜ起きる?対処法と治療法を知って健康な体を目指そう!

世界的に増加傾向にある喘息は、日本では成人の3~4%、子供の6~8%が喘息の症状を持っていると言われています。

喘息によって起こる発作は、重度なものだと稀に死に至ることもある注意すべき病気です。
最悪の結果にならないようにするためにも、喘息において正しい対処法と治療法といった知識を持っておくことは非常に大事なことです。

そこで今回は、年々増えつつある喘息について解説していきたいと思います。

そもそも喘息とは?発作を引き起こす原因は何?

喘息と聞くと、発作を起こして苦しそうにしているイメージが強い人も多いと思います。
喘息とは、慢性的に気道が炎症を起こしている状態になり、正常な人よりも気道が敏感になってしまうことで様々な症状を引き起こす病気です。

喘息は、「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」といった喘鳴と呼ばれる苦しそうな呼吸音を始め、突発的な激しい咳や、呼吸が苦しくなるなど、様々な症状を引き起こします。

喘息は、発作を起こしていないときでも慢性的に気道が炎症を起こし、気道の狭くなっています。
炎症によって敏感になっている気道は、ホコリやストレスといった刺激を受けることで発作の症状が出てしまいます。
このような喘息の発作を引き起こす原因は、大きく2つに分けることができます。

・アレルギー性の喘息
喘息の発作は、アレルギー反応によって引き起こされることがあります。
アレルギー反応とは、ホコリやダニ、動物の毛などの異物(アレルゲン)を体から取り除こうと過剰に反応してしまうことです。
アレルギー反応によって、炎症が悪化し、気管支の筋肉が収縮させることで気道がより狭くなってしまい発作の症状を引き起こします。

・アレルギー性以外の喘息
アレルゲン以外のものが原因となって引き起こされる発作のタイプです。
原因となるものは様々で、タバコの煙やストレス、運動、風邪などの感染症、気温の変化などの刺激を受けて発作を引き起こすことがあります。

<アスピリン喘息に要注意!>
喘息の中には、ロキソニンやバファリンといった鎮痛剤を使うと重度の発作を起こすケースがあります。
このような喘息を、アスピリン喘息と呼びます。
アスピリン喘息は、喘息の患者数の約10%に見られる症状で、特に大人に発症するケースが多いようです。

アスピリンを始めロキソニンやバファリンといった鎮痛剤だけでなく、風邪薬でも発作を引き起こす可能性があるので喘息の人はこういった薬を使用するときに注意が必要です。

喘息の発作が起きてしまったときの対処法

喘息の発作が起きてしまったときは、発作治療薬を使うことを優先しましょう
このような発作をしずめるための治療薬をリリーバーと呼びます。
主に使われる発作治療薬は、「β2受容体刺激薬」「経口ステロイド薬」です。

・β2受容体刺激薬
β2受容体刺激薬は、発作時に最も使用される発作治療薬です。
狭まった気道を拡げるための薬で、気管支拡張に関わる交感神経であるβ2受容体を活性化させるものです。
β2受容体刺激薬を使うことで、気道の空気を通りやすくし、発作が起きたときに呼吸を楽にしてくれます。
リリーバーとして使われるβ2受容体刺激薬は、速効性が高く、吸入補助器具を使用することでより効果を高めることができます。

・経口ステロイド薬
経口ステロイド薬は、炎症を抑える働きに非常に優れた薬です。
β2受容体刺激薬に比べて、速効性がそこまで高くないので、β2受容体刺激薬を使っても発作が収まらないときや、重度の発作の場合に使用します。

もし発作治療薬を持っていない場合の対処法

もし発作治療薬を持っていないときに発作が起きてしまった場合の対処法について紹介したいと思います。

1.横になるよりも座った方が呼吸が楽になることがあるので、呼吸のしやすい体勢になって、息をととえましょう。

2.体を冷やすと、発作の症状を悪化させてしまうことがあるので、体を冷やさないように温かい格好をしましょう

3.喉を潤すことで楽に呼吸できるようになるので、温かい飲み物で水分を補給するようにしましょう。

4.喘息の発作が重度になってしまうと死に至ることもあるので、上記の対処法を使っても発作の症状が改善されない場合は、迷わず救急車を呼びましょう

喘息の効果的な治療法は?乳酸菌が喘息に効果的?

喘息の治療法は、コントローラーと呼ばれる長期管理薬を使った治療が主流です。
主に使われる長期管理薬は「吸入ステロイド薬」「長時間作用性β2刺激薬」「テオフィリン製剤」「抗アレルギー薬」などです。

・吸入ステロイド薬
喘息の治療は、基となる慢性的な炎症を抑えることが基本となるので、炎症を抑える働きに優れているステロイド薬が治療に使われます。
リリーバーとして使われている経口ステロイド薬とは違い、吸引タイプのステロイド薬であり、直接炎症部分に届くので少ない量でも効果があり、副作用の心配も減ります。
効果がでるまでに時間がかかるのと、使用をやめると効果がなくなってしまうので、継続的に毎日使用することが大事です。

・長時間作用性β2刺激薬
リリーバーとして使用されるβ2受容体刺激薬よりも効果が長く効くタイプの薬で、長期管理薬としても使われます。
吸入ステロイド薬と同じように毎日使用することで、気道が狭くなりにくくします。

・テオフィリン製剤
テオフィリン製剤は、気管支を拡げる働きと炎症を抑える働きの両方に効く薬です。
徐々に溶け出す徐放性のタイプの薬で、長時間効果が持続するので、喘息の予防薬として使用されることが多いです。

・抗アレルギー薬
アレルギー反応を引き起こす物質の働きを抑えることで喘息の発作を予防する薬です。
抗アレルギー薬には様々な種類がありますが、中でも、炎症や気管支の収縮に関わるロイコトリエンの働きを抑える抗ロイコトリエン薬が主に使われます。

<乳酸菌で悪玉菌を減らし体質改善をする!>

アレルギー性の喘息で特に効果を期待できるのが、薬ではありませんが乳酸菌サプリメントを摂取し、体質を改善することです。
なぜなら悪玉菌が増え、腸内細菌のバランスが乱れることは喘息を悪化させる原因になることが研究で発表されているからです。

普段から乳酸菌を摂取しておくことで、発作が出ることを抑えられる可能性があります。

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日常でできる喘息の5つの予防法

ここからは日常で簡単にできる喘息の予防法をいくつか紹介したいと思います。

・記録をつける
どのようなときに喘息の発作が起きているのかを把握するために、症状の内容や、そのときの状況を記録するようにしましょう。
またピークフローメーターと呼ばれる気道の空気の通りやすさを計測するための道具を使って、気道の状態を記録することも効果的です。

・アレルゲンを除去する
ダニやホコリといったアレルゲンを除去することで、発作を予防することができます。
定期的に部屋や寝具を掃除するなど、室内空間をきれいに保つことが重要です。

・風邪やインフルエンザに気をつける
風邪やインフルエンザといった感染症によっても喘息の症状が悪化することがあるので、風邪やインフルエンザが流行りやすい冬は特に気をつける必要があります。
手洗いうがいを徹底したり、インフルエンザの予防接種を受けるなど、自分でできる予防対策を心がけるようにしましょう。

・ストレスを溜め込まない
ストレスも喘息の発作を引き起こす要因の1つだと言われています。
そのため、ストレスを溜め込まないように生活習慣の見直しをすると良いでしょう。
しっかりと睡眠時間をとるようにしたり、適度な運動を取り入れるようにすると効果的です。
ただし、激しい運動は発作を引き起こしかねないので、体に負担がかかりにくい運動を選ぶようにしましょう。

・タバコは喘息の天敵
タバコの煙は気道に強い刺激を与えるので、発作を引き起こす大きな原因になってしまいます。
タバコを吸うことで長期管理薬である吸入ステロイド薬の効き目が悪くなるとも言われているので、喫煙は絶対におすすめできません。
タバコの副流煙も発作を悪化させるので、タバコの煙はできるだけ避けるようにしましょう。

正しい知識を持って健康な体を目指そう!

喘息自体を完全に治す方法は、今のところまだ見つかっていません
ただし、治療を行うことで、喘息の発作を起さない状態を保つことができるようになってきています。

喘息の発作は様々な要因によって引き起こされる可能性があるので、正しい知識を持って日頃の生活を送ることがとても大事です。
喘息に悩んでいるという人は、ぜひ今回の記事を参考にしながら健康的な生活を目指してみてください。


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