NHKでも特集された「血圧サージ」!血圧の急上昇が起こる原因は?対策法はある?

2017年10月29日に放送されたNHKスペシャルで特集されたことで話題の「血圧サージ」。

血圧を気にしている人は多いですが、自分は健康だと思っている人でも、もしかすると血圧サージになっている可能性があります。
今回は、見落としがちな血圧サージについて解説していきたいと思います。

血圧サージとは?

血圧というものは、一定ではなく常に変動しています。
本来なら、血圧は1日の中で緩やかに変化していくのですが、血圧サージになると突発的に血圧が異常な変動を起こしてしまいます。

健康な状態であれば、朝起きてから日中にかけて徐々に血圧は高くなっていき、夕方をピークに血圧は低くなっていきます。
一方で、血圧サージの人は、まるで大波のように血圧が大きく上昇と下降を繰り返しながら変化していきます。

※surge(サージ)とは、「波打つ」または「大波」といった意味から「急上昇」といった意味でも使われる単語。

血圧サージは、高血圧というわけではなく、健康診断で血圧が正常値だと判断された人でも、1日の中で突然血圧が急上昇するタイミングがあります。

体を動かしたりストレスを受けるとその影響で、血圧は小さな上昇を起こすことは誰にでもあることです。
しかし、血圧に影響を与えるものが同時に起きることで、急激に血圧が上昇してしまうことがあります。
特に、朝は血圧が上昇する要因が重なりやすく、血圧サージを引き起こしやすくなります。

血圧サージそのものが病気というわけではないですが、急激な血圧の変化は血管に大きな負荷がかかってしまうので、様々な病気のリスクを高めてしまいます。

血圧サージの厄介なところは、一見健康な状態のように見えてしまうことです。
高血圧のように常に血圧が高い状態にあるとは限らないので、血圧を測っても正常値を示す可能性があり、血圧サージであることの自覚がない人も少なくありません。

血圧サージは命にかかわる病気のリスクを高める?

血圧サージを頻繁に繰り返すようになると、脳卒中や心臓病など命に関わる病気のリスクが高まると言われています。

高血圧と診断された人は、血圧が正常値の人に比べて脳卒中や心臓病になる確率が約1.4倍にも高まります。
血圧サージの人は、高血圧の人よりもそういった病気になるリスクがさらに高く、血圧が正常値の人と比べて約2.5倍もの疾病率になることが最近の研究によって分かってきました。

血圧の急上昇が起こる原因、見極め方とは?

血圧が上昇するのには、交感神経が関係しています。
自律神経は血管の働きをコントロールしており、交感神経が活発になると血圧が高くなる働きがあります。
そのため、交感神経が過敏な状態になると、それだけ血圧サージを引き起こしやすくなります。

交感神経が過敏になる原因は、加齢や生活習慣の乱れ、肥満など様々です。
注意しなければいけないことが、日常的な行為でも血圧を上げてしまう場合があることです。
特に、次のようなケースが重なると血圧の急上昇が起こりやすくなります。

・起床
・通勤
・月曜日
・階段の昇り降り
・寒さ
・緊張
・トイレで力む
・コーヒーを飲む
・深酒
・タバコを吸う

1つ1つの影響は小さくても、これらの要因が積み重なることで血圧サージが引き起こされる可能性があります。
例えば、「寒い日の朝に起きてすぐにトイレに行く」といったケースや「月曜日の通勤で階段の昇り降りを繰り返す」など日常的にありがちな場面ですが、実は血圧を上げる要因がいくつも重なっており、血圧サージを引き起こす可能性が高いです。

【血圧サージの見極め方】
血圧サージは、健康診断や病院の診察による血圧測定だけで見つけることは難しいです。
そのため、自分で血圧を測る習慣を身につけることで、血圧サージになっているかどうかの見極めがしやすくなります。

特に血圧サージが起こりやすい朝に血圧を毎日測ることが大事です。
起きてから1時間以内に血圧を測り、5日間の測定結果の中で血圧が1番高かった日と、1番血圧が低かった日の差が20mmHg以上あった場合は、血圧サージの可能性が高いです。

NHKで紹介された血圧サージの対策法「ハンドグリップ法」とは?

10月29日に放送されたNHKスペシャルでは、血圧サージの対策方法として「ハンドグリップ法」を紹介しています。
ハンドグリップ法とは、アメリカの心臓学会でも推奨されている運動療法の1つで、30%程度の力で何かを握ることで血圧を改善することができる対策法です。
丸めたタオルを握ると、ちょうど30%程度の力で握れるため、番組ではタオルを使ったハンドグリップ法を紹介していました。

タオルを使ったハンドグリップ法では、次のようなポイントに注意してみてください。

・親指と他の指がつかない太さにタオルを丸める
・握るのは1度につき2分間
・タオルを握るときには息を止めないように注意する
・左右の手で2回ずつの計4回で1セット
・1日おきに1セット行い、最低でも1ヶ月間続ける

【日常でできる血圧サージの予防法】
血圧サージを予防するためには、日頃の生活を見直すことがとても大事です。
お酒やタバコを控えたり、寒い日の朝はスリッパを履くようにするなど、日常でできる対策を取り入れることから始めると良いでしょう。

他にも、睡眠の質を高めることも重要なポイントです。
血圧の上昇は、交感神経が敏感になっていることが原因でもあるので、自律神経を整えることで血圧サージを予防することができます。
自律神経を整えるためには、睡眠の質を高めることが最も効果的なので、リラックス効果のあるギャバなどのサプリメントを利用するのもおすすめです。

まとめ~健康診断で問題なくても要注意!日ごろから対策しておこう!~

血圧サージの恐ろしいところは、誰にでも起こる可能性があるということです。
そのため、健康診断で問題がなかったからといって安心はできません。
血圧サージが原因で、思わぬ病気に発展してしまうかもしれません。

そうならないためにも、ぜひ今回の記事を参考にしながら、日頃の血圧チェックや血圧サージ対策に取り組んでみてください。


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