【トクホ裏話】値段が高いのは健康成分にコストがかかるからではない、だと…?

猫も杓子もトクホトクホ、特定保健用食品な世の中ですね。
お茶はもちろんのこと、コーヒーやコーラまでトクホとして売られる時代になっています。

最近特に人気なのがコカ・コーラ社から発売されているからだすこやか茶W。
なんとダブルトクホという話題のお茶です。

話題性と人気もありますので、よくみかけるトクホ各商品についての詳しい話は別で記事を書くとして、ここではそんなトクホの値段と健康効果にまつわる裏話を紹介したいと思います。

トクホってとにかく高い!

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最近特によく目にするようになったトクホ。
このマークがついているだけでなんか安心、体に良さそう〜なんて勝手に思っちゃってる人も多いはず。

トクホ商品の健康効果についてはのちほどじっくり検証するとして、冷静に考えてみるとそもそも高くないですか?

例えばケルセチン配糖体の働きで「体脂肪を減らす」と明記されている伊右衛門特茶はメーカー希望小売価格170円(500ml)。実売価格が150〜160円程度ですかね。
普通の伊右衛門がスーパーで買うとだいたい100円弱くらいですので、1本あたり60円程度高いことになります。

筆者もよくサントリー黒烏龍茶を気休めに脂っこい弁当と一緒に飲んでますが、ちっちゃいペットボトルで170円くらいしますよねあれ。

でも、多少高くても健康に良いんだからしょうがない!
高いってことはそれだけ良い成分が入ってるんでしょ?

こんな風に思っちゃってませんか?

少しくらいまずくたって、健康のため・・・。

無理して毎日1本飲んじゃってませんか?

トクホが高い理由とは?

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サントリーさんの公式ページに以下のような記述があります。

サントリー健康科学研究所では、長年にわたるポリフェノール研究の結果、ポリフェノールの一種である「ケルセチン配糖体」に、「体脂肪を減らす」のを助ける働きがあることを発見しました。

しかし、単に体脂肪を低減させるだけではなく、お客様に毎日美味しくお飲みいただけるトクホのお茶を開発したい、そんな思いで試行錯誤を重ねた結果、研究の開始から約七年という年月を経て、ケルセチン配糖体を配合した「伊右衛門 特茶」がようやく完成しました。

おお、7年もの年月!

これだけの時間をかけて作られたんだから研究開発費が乗っかってきて高くなるのも仕方ない…。

そう思いますか?

実はそうではないのです。

トクホが高い理由。
それはズバリ

「トクホ認定にものすごくコストがかかるから」に他なりません。

一説ではトクホ認定のためには1億円以上かかるようで、その費用回収のために商品単価を上げざるをえないというのが実際のところなのだとか。

原価がそんなに高いはずはない

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よくよく考えてみてください。
いくらトクホとはいえ、入っているものは茶カテキンが多めとか、クロロゲン酸が濃いとか、その程度です。

しかもヘルシアコーヒーのクロロゲン酸(脂肪を燃焼させやすくする、コーヒーに含まれるポリフェノール)量は、コーヒー学会発表のコーヒー1杯に含まれるクロロゲン酸量とほぼ変わりないということまでわかっている始末ですから。

だから原価がそこまで高くなるわけがないのです。
「体に良いから高い」は幻想で、健康志向をうまいこと大企業に利用されているということに気付いたほうが良いのかもしれません。

トクホは薬じゃない

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トクホとは、あくまでも食品の表示に関する定義付けなので、効果を保証するものでは全くないということを理解してください。

厚生労働省ではなく、消費者庁管轄の表示ルールです。

トクホは薬ではないので効果をうたう文言はどこにも書かれていませんし、要するに食品です。

「ちょっと健康に良い成分が含まれている食品」程度の認識で接していくべきですし、過度の期待は禁物です。

もっと言えば、決められている作用がある成分が含まれていれば取得できますので、同時に健康に悪い成分が入っていたとしてもトクホ認定はされます。

具体名は挙げませんが、トクホコーラがそうですね。
添加物や人工甘味料バリバリなので、あれが身体に良いとはとても言えないシロモノだと思います。

健康診断で血液検査の数値が悪かったから毎日トクホコーラを食事のお供に!などという生活はちっとも健康的ではなく、逆に身体を壊すことになると思いますのでご利用は計画的に。

また、平成11年に起きた「健康エコナ事件」のこともあります。

詳細は書きませんが、食用油として初めてトクホ認定を受けていた花王の食用油やマヨネーズなどの健康エコナシリーズが、結果的に発ガン性物質やトランス脂肪酸を多く含むということで平成21年に認定取り消しとなったのです。

こんなことが普通に、現実に起こっているトクホの世界。
消費者のメリットとは何も関係ない部分で無駄に高い上に危険かもしれないトクホ。

そんなハリボテの「トクホブランド」をあなたはまだ盲信しちゃいますか?


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