どんな栄養素も吸収されなければ意味がない!栄養吸収力を上げるコツとは?

毎日の栄養管理は本当に大変ですよね。
家族皆の健康を考える方は、食費の予算も考えながら栄養バランスの整った食事を用意するのは簡単な事ではありません。

ところで、栄養は口に入れたら胃で消化されて全てが体に吸収されると思っていませんか?
実は同じ栄養素を摂っても人によっては、うまく吸収されない体もあるのです。

せっかくの栄養、体のすみずみまでしっかり行き渡らせる為にどのようにすれば良いのでしょうか?

食べるのと栄養を吸収するのは別問題!栄養を吸収する仕組みとは?

467-1_r
まず栄養を吸収する仕組みを説明しましょう。

私たちの命を維持する為には口をスタートにして、色々な食べ物を摂取し、肛門をゴールにしてその途中に栄養を吸収していきます。
摂取した食べ物は、食べた直後に体内で栄養として働き出すのではなく、口から胃・腸を経て肛門に至るまでの10mの長い管の中で、食べ物を栄養にする工程が行われるのです。

まず、食べ物が口から食道を通って、胃・十二指腸などの消化器官でさまざまな消化液と合わさり、分解され栄養として体に摂り込めるサイズにしていきます。
ここまでが消化です。

消化を終えたドロドロの状態の食べ物は胆汁や膵液(すいえき)と混ざり小腸へ送られます

さぁ、ここでやっと吸収の話になりますよ。

小腸では、食べ物に含まれている栄養素と水分の約80%が吸収されるのです。
小腸は体の中で最も長い臓器と言われ、約6mほどあり、小腸の内側を広げるとテニスコート一面の4分の1ほどの面積になります。
それは小腸の内側はヒダ状になっていて、ただのホース状と違い、毛並みの長い絨毯を丸めたような状態になっている為、広げると大きくなるのです。

このヒダで表面積を増やし、栄養を無駄なく吸収出来できるわけですね。
吸収された栄養は血液に溶け込んで肝臓へ運ばれ、分解した栄養素が体に役立つ栄養に再結合され、血液で各部の細胞まで送られます。

吸収が行われる小腸がしっかり活動していないと、いくら栄養を摂ろうと考えていてもそのまま排出されてしまう悲しい結果になってしまいますね。
では栄養吸収力を引き上げるのにはどのような事を行えば良いのでしょうか?

栄養は小腸で吸収される 栄養吸収力UPには腸内環境がカギ!

467-2_r

吸収をよくするためには小腸が活動しやすい環境を整えてあげることが大事です。
ですから腸内環境を整えることを意識しましょう。

腸内環境を良くするコツは腸内の悪玉菌を減らして、善玉菌を増やし活発に活動させることです。
善玉菌の99.9%はビフィズス菌なのでこれを増やす整腸素材を多く取りましょう。

ビフィズス菌についてはこちら>>

・食物繊維
根菜類、キノコ、海藻類など。
腸内の有害物質を吸収し、便として排出する手伝いをする。
ビフィズス菌を増やす作用がある。

・乳酸菌
ヨーグルト、発酵食品、チーズ、乳酸菌サプリメントなど。
ビフィズス菌が増えやすい環境を作る働きをする。

・オリゴ糖
ハチミツ、リンゴ、玉ねぎ、ジャガイモ、ごぼうなど。
ビフィズス菌の栄養源となり、増やすのをサポートする。

更に、腸のエネルギー源となるグルタミンも摂りましょう。
グルタミンは免疫力も向上させるので、強い体を作るためにも摂っていきたい成分ですね。

主に、生卵・生魚・海藻・大豆・チーズなどに含まれています。
40度以上の熱で効果が弱まってしまうので、生で食べるのがオススメです。

そして、酵素を摂取することも欠かせません。
酵素は栄養の分解・吸収・運搬するのに必要な物質であり、体の中で起こるあらゆる生命活動に関わっている人間に必要不可欠な成分です。
主に、発酵食品(納豆・チーズ・キムチ・ヨーグルト・漬物)、刺身、生野菜、果物に含まれます。

このように腸内環境を整えて、栄養吸収力を上げれば、美や健康のための栄養がしっかり身体に結果を出してくれそうですね。

普段のちょっとした習慣でも変わってくる すぐにでも始められる栄養吸収力を上げるコツ

467-3_r

腸内を改善する以外にも、今から始められる方法もあります。
それは食事の基本「よく噛むこと」です。

昔、食事の時間や給食の時間に、親や先生に「よく噛んで食べなさい」と言われた経験ありませんか?
よく噛むというのは、食材を細かく裁断するだけではなく、唾液の分泌を促し、食べ物と唾液が合わさって胃に入った時に消化しやすい状態にします。

唾液には消化酵素(アミラーゼ)が含まれているので、しっかり噛むことでたくさん分泌され、働きやすくなります。
食べ物はのどを通ってしまってからは消化器官の力に頼る他ありませんが、すぐに始められ自分の力で栄養吸収力を上げる術は、よく噛むことの他ありません。

近年はあまり噛まずに飲み込める食品が多くなっていますが、噛むことは消化吸収力を上げたり、満腹感を得る、口や顎・顔の成長を促進させるなど、良いことがたくさんあります。
噛む大切さを忘れずに食事するようにしましょう。

栄養吸収力を気にする方ならまず問題なくクリア出来ている事ですが、バランスの良い食事も大切です。

・たんぱく質
肉、魚、大豆など

・ビタミン、ミネラル
野菜、きのこ類など

・炭水化物
米、パン、麺類など

この三つがバランスよく揃っていると、それぞれの栄養がうまく組み合わさり吸収力も上がります。

まとめ~ただ食べるだけでは栄養は吸収できていないかも!よく噛み腸内環境を整えて栄養吸収力を上げていこう!~

476-4_r

栄養バランスの整った食事を用意する事は健康な体を維持するために大切なことです。
しかし、それだけでは体に全ての栄養を吸収出来る訳ではありません。

せっかく栄養を気にして用意してくれる人がいたり、栄養バランスの整ったお弁当を買うのなら、少しでも体に活かせるように、腸内環境を整えることも大切ですが、まずは1口30回噛むことから始めてみませんか。


関連記事

おすすめ記事ピックアップ!

  1. 女性だけではなく、最近は男性も冷え性に悩んでいるそうです。 冷え性は人によって症状が違い、冬場…
  2. 健康診断の季節になると気になるのがメタボリックシンドローム。 若いときは軽い運動だけで、簡単に…
  3. 最近スーパーアミノ酸として取り上げられることも多くなってきたアルギニン。 成長ホルモンの分泌を促進す…
  4. ん?アスタキサンチン?何それおいしいの?という人も多いかもしれません。 でもこの聞きなれない成分が…
  5. 「青汁」と聞いてあなたはどんなことを思い浮かべますか? 野菜不足解消、栄養タップリ、健康飲料、でも…
ページ上部へ戻る