喫煙、飲酒、食品添加物。身体に悪いと漠然と言われる正体はやっぱり活性酸素だった件

「活性酸素」という言葉を聞いたことはありませんか?

「活性酸素」は非常に攻撃性が強く、毒性があり、さまざまな老化現象を引き起こす原因といわれています。

「酸素」自体は、私たちが常に呼吸して取り入れている、生きていくために欠かせない重要なものです。

しかし、この酸素がちょっとしたきっかけで「活性酸素」に変化するというのです。

「活性酸素」を作ってしまうきっかけとは、何でしょうか?

肺がんの原因!喫煙で作られる活性酸素がなぜ体を攻撃する?

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タバコを吸っていると「肺がんのリスクが高くなる」ということは多くの人々がご存知だと思います。

タバコには400種類以上もの有害物質が含まれていて、主なものをご紹介すると、
・ニコチン
・タール
・一酸化炭素

があります。

タバコを吸って肺にタールが入ると、体内ではタールを「異物」と判断します。
「異物」と判断すると「活性酸素」が作りだされ、タールだけではなく、肺の組織までも攻撃をして破壊をしてしまいます。
そのため、タバコには肺がんなどの疾患を引き起こす原因があるのです。

ほかにも、タバコには「活性酸素」を増やす原因が多くあります。

タバコの煙を吸い込むと、白血球がその物質を除去しようとして多量の「活性酸素」を体内に発生させます。

さらに多量の活性酸素だけではなく、それと一緒に「フリーラジカル」が発生するということも分かっています。

「フリーラジカル」は、接した物資を次々と酸化していって、組織を劣化させてしまいます。

またタバコの煙そのものにも、活性酸素の1つである「過酸化水素」が含まれています。

つまりタバコを吸うということは、活性酸素そのものを摂取しているということになるのです。

またタバコを吸うことによって、抗酸化物質の「ビタミンC」が破壊されてしまうので、さらに活性酸素の影響が大きくなります。

この影響は喫煙者だけにとどまらず、喫煙者の近くにいる人も同じように影響を受けているというのが怖いですね。

この活性酸素は、がん細胞を抑える働きをする細胞も攻撃するので、さらにがんが発生する確率が高まってしまいます。

肝機能障害はアルコールのせいだけでなかった!アルコールの分解や解毒で作られる活性酸素

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アルコールと密接な関係にある内臓が肝臓です。

肝臓の機能は次の3つです。

・「代謝機能」
栄養素を分解したり合成したりすることで体が利用できる形に作り変えます。
ちなみに、アルコールを摂取したときには90%以上が肝臓で代謝されています。

・「解毒作用」
食べ物や飲み物の中には、栄養となるもの以外に有毒なものが含まれていることがあるので、血中を通って運ばれてきた有害物質を肝臓が無毒化して血液を浄化します。

・「消化」
「胆汁」という消化液を作り、食べ物を消化ます。

体内に取り入れられたアルコールの大部分は、酸化により分解されます。

まず「アセトアルデヒド」という有害物質に酸化され、そのあと「酢酸」に分解されて血流に乗り、筋肉や心臓など、ほかの臓器に運ばれてさらに分解し、最終的には二酸化炭素と水になって体外に排出されます。

お酒を飲み過ぎると肝臓は絶えずアルコールの処理に追われることになり、本来行っているほかの働きが低下してしまうのです。

肝臓は、体に入ってきた異物の解毒作用に加えて、食品添加物などの化学物質やアルコール、そして薬の成分までも分解して無毒化してくれます。

また、肝臓はグリコーゲンなどのエネルギーの素になる栄養素の貯蔵庫でもあり、活発なエネルギーの産生を行っています。

そのため肝臓が「血液を浄化する」という役割を果たせなくなってしまうと、血流に有害物質が回ってしまい、さらに栄養素を貯蔵することができません。

肝臓の働きは「代謝」「解毒」「消化」ですが、これらの働きで血液により運ばれる酸素を消費しますので、そこで活性酸素を発生させてしまい、「アセトアルデヒド」とアルコールを分解するときに発生する「活性酸素」が肝細胞を傷つけてしまうのです。

肝臓の処理能力を超えてたくさんの飲酒を続けると、肝機能が低下して肝細胞に脂肪が溜まる「脂肪肝」、そして「脂肪性肝炎」「肝線維症」になってしまいます。
それだけではなく「肝硬変」や「肝がん」に進行する危険性もあります。

つまり、肝臓は活性酸素の悪影響に常にさらされているのです。

食品添加物は体にとっては異物!除去のため作られすぎた活性酸素はどうなる?

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私たちは酸素を吸って二酸化炭素を吐き出して生きています。
その酸素の数パーセントは活性酸素になってしまいます。

これはとても酸化力が強い酸素で、鉄でいうと「錆びつかせる」ということです。

私たちの体の中では「錆びる」のではなく「酸化する」のです。

活性酸素は太陽の紫外線に当たったり放射線を浴びたり、電磁波やストレスを受けることにより、体内のさまざまなところで発生します。

体内で最も多く生じているのは「腸」で、全体の90%にも及びます。

なぜかというと、私たちが毎日口から入れる食べ物に、食品添加物、そして化学物質が大量に含まれているからです。

この食品添加物や化学物質を処理するために活性酸素が生じるのです。

食品添加物、化学物質、そして細菌やウイルスというのは体にとっては異物です。
その異物を溶かして撃退するのに、免疫細胞が活性酸素を作ります

ですから、活性酸素は人体を守るうえでなくてはならないものです。

ところが、体に入ってくる異物が多すぎると活性酸素が過剰に作られ、悪さをします。

外から入ってきた悪いものだけを攻撃してくれたらよいのですが、味方にも攻撃をしてしまうのです。

若くて健康なときには、活性酸素が体内で増えすぎたとしても、それを分解・解毒する活性酸素消去酵素「SOD」の活性が高いため、活性酸素をどんどん分解していきますが、年齢を重ねるとともに「SOD」の活性が落ちてしまいますので、増えすぎた活性酸素を処理しきれなくなってしまいます。

増えすぎた活性酸素がどのような悪さをするのかというと、
・体内の脂肪を酸化させて「過酸化脂質」にする
・たんぱく質を変成させる
・遺伝子を傷つける
などをするのです。

これにより、「シミ」や「そばかす」が増えてしまうだけではなく、血管が硬くなって「動脈硬化」「糖尿病」「高血圧」を招くことになりますし、「がん」を作ったりするようになります。

私たちが病気にならず、いつまでも若々しく健康で過ごすためには、この活性酸素を体内でなるべく作らせないようにし、活性酸素ができたとしても、すぐに解毒する力を維持しておくことが重要です。

まとめ~体に悪いと言われていることは活性酸素が原因とわかれば説明がつく!~

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「活性酸素」自体は必要があって生まれたものです。

しかし、あまりにも威力が強いために、増えすぎてしまうと健康な部分にまで攻撃が及んでしまうのです。
ですから、必要以上の「活性酸素」を作らせないような生活を心がけましょう。

多量のアルコールやタバコは「活性酸素」を発生させる素、ということはハッキリ分かっています。

それから、活性酸素の攻撃から守る「抗酸化物質」というものがありますので、これをたくさん体内に作るようにしたいものです。

体内で作られる「SOD」のほかに、体外から取り入れられる物質もあります。

たとえば、
ビタミンC
ビタミンE
β-カロチン
・ビタミンB群
などがそれに当たります。

赤ワインやココアにも活性酸素による酸化を抑える物質が含まれているので、上手に取り入れていきたいですね。


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