老化の原因物質?4大活性酸素について

昔20代後半の先輩に「20代後半になると、石が転がるように年を取るよ」といわれていましたが、まさに今老化を実感しております。

20代前半と後半で、そこまで何かが変化することはないだろうと思っていましたが、化粧をするときの肌の状態や、体力面など、さまざまな場面で自分の老いを感じるのです。

もちろん年齢を重ねるということは悪いことではありませんし、老化現象も受け入れるしかありません。

けれど、やっぱり少しでも老化を内外から防ぎたい!!

老化現象の原因は、主に活性酸素によって体内が酸化してしまうことです。
以前『老化、発ガン、心臓疾患の原因にも?活性酸素の恐怖と発生のメカニズム』の記事でも解説しましたが、今回は体を酸化させてしまう代表的な活性酸素について深く調べてみることにしました!

一番ポピュラーな活性酸素|スーパーオキシド

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もともと酸素は呼吸によって、1日500L以上の酸素を体内に取り入れているのですが、そのうち約2%が強い抗酸化作用を持つ活性酸素に変化します。

活性酸素には、体内に侵入したウイルスや細菌を撃退する役目があるのですが、必要以上に増加すると健康な細胞への攻撃をしてしまい、老化現象の引き金になってしまうのです。

特に有名な活性酸素といえば?
スーパーオキシド」ではないでしょうか?

スーパーオキシドは、体細胞内のミトコンドリアでエネルギーが作られるときに発生するものなので、日常的に生成されていると考えていいでしょう。

活性酸素にはほかにも種類がありますが、スーパーオキシドはまず最初に生み出される活性酸素であり、酸化作用が強いために大量発生すると問題点も多いのです。

スーパーオキシドが大量に発生すると、化学反応によって「過酸化水素」や、がんの原因にもなる「ヒドロキシラジカル」に変化してしまうのです。

スーパーオキシドが余っていない状態であれば、過酸化水素やヒドロキシラジカルは発生しません。

スーパーオキシドが、ヒドロキシラジカルなどに変化しないためには、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)の存在が不可欠です。
SOD酸素はもともと人間の体内に存在する酵素であり、体細胞が酸化するのを抑制する効果があるのです。

そのためSODが不十分の場合、スーパーオキシドが完全に分解されることはなく、変化を止めることができません。

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紫外線が原因で発生する活性酸素|一重項酸素

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一重項酸素」は、紫外線や放射線などの光による刺激で、酸素の分子が均等に開き裂けて、主に皮膚や目に発生する酸素

がんの治療で用いる「放射線治療」も、がん組織に大量の一重項酸素を発生させて、がん細胞を退治するものです。
放射線治療における副作用も、放射線治療で作られた活性酸素が健康な細胞も攻撃してしまうことから発生してしまうのです。

一重項酸素が体内で発生することで起こる老化現象は、メラニン色素の形成が促されることによる、シミ、シワ、そばかすの発生です。

皮膚だけではなく、目にもダメージを与えることが判明しており、40歳前後からSOD酸素が低下を始めるとダメージ量が徐々に多くなり、視力の低下や水晶体の白い濁りになってあらわれた「白内障」の原因にもなります。

ちなみに一重項酸素を始め多くの酸素は、人間の体にだけ発生するものではなく、ダニなどの害虫にももちろん発生します。

天気のいい日に布団や衣類を干す理由は、強い紫外線の光によって雑菌に一重項酸素が大量に発生することで滅菌することができるからなのです。

干したての布団や洗濯物は気持ちいいですが・・・皮膚に現れる老化現象はノーセンキューです!

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殺菌剤の成分にもなる活性酸素|過酸化水素

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『一番ポピュラーな活性酸素|スーパーオキシド』で紹介したスーパーオキシドよりも、強い酸化力を持つ活性酸素が「過酸化水素」です。

過酸化水素が一定濃度以上に発生すると、体に悪影響を与えるのですが、私たちが使う殺菌剤などにも使われています。

消毒剤のオキシドールは、過酸化水素を3%濃度の水溶液にしたものなのです。

過酸化水素はほかの活性酸素と比較して、非常に安定したものであり、寿命が長くて、対内での移動距離が大きいものです。

過酸化水素単体では体内で直接悪い影響を与えるほど高濃度の変化しませんが、鉄イオンなどの触媒作用によって「ヒドロキシラジカル」に変化することもあり、長距離移動が可能な活性酸素であるからこそ怖い一面もあります。

しかし過酸化水素は体にとって非常に大事な物質で、酸素の安定的な配給源にもなりますし、抗酸化作用のカタラーゼやペルオキシターゼによって、水と酸素に分解されるという面もあります。

反応性に富む活性酸素|ヒドロキシラジカル

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各テーマでも紹介した「ヒドロキシラジカル」。

ヒドロキシラジカルは、スーパーオキシドや過酸化水素が、「鉄イオン」「銅イオン」を触媒として生成したり、紫外線などによって体内で発生する活性酸素です。

数ある活性酸素の中でも、最も体内に悪影響を与える活性酸素であり、がんなどの生活習慣病から老化にまで関係しています。

ヒドロキシラジカル自体の寿命は、100万分の1秒という非常に短い時間ですが、反応性が高く、ヒドロキシラジカル周辺にある、
・脂質
・たんぱく質
・糖質
・核酸
などを見境なく酸化させてしまうのです。

たとえば、リン脂質でできている細胞膜。

リン脂質が酸化させられてしまうと、フリーラジカルという不対電子をもった物質に変化し、隣になるリン脂質を連鎖反応で酸化させていくのです。

DNAもヒドロキシラジカルによって損傷を与えられるものであり、損傷が大きいと修復ができずに異変細胞が誕生します。
異変細胞は、がんに変化してしまうこともあるため、ヒドロキシラジカルはがん発症に大きな影響力がある活性酸素といわれています。

ヒドロキシラジカルを大量に発生させないためには、スーパーオキシドや過酸化水素をなるべく抑えることや、ビタミンEやグルタチオンなどの抗酸化物質で無害化にして防御することが大事ですね。

まとめ~体ではさまざまな方法で活性酸素が作られる~

活性酸素は体にとって大事だけど、大量に発生する体がどんどん錆ついてしまうんですね。

活性酸素が作られる条件は、ストレスを感じたり、煙草やお酒の摂取、激しい運動をしたときなど・・・。

活性酸素が生み出されないようにすることは非常にむずかしいです。

けれど大量に活性酸素が発生するのであれば、活性酸素の働きを阻害する抗酸化作用の強いものを日常に取り入れればいいのです。

食べ物やサプリメントから、
ビタミンC
ビタミンE
コエンザイムQ10
ミネラル
亜鉛
などを摂取すれば、活性酸素が悪さをする前に止めることができるのです!

日ごろから野菜などを意識的に摂取している人は、いつまでも美人とよく聞きますが、活性酸素が影響していたのかもしれませんね!

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