腸内の乳酸菌・ビフィズス菌がコレステロール値を下げることがわかったらしい!

腸内環境を整えてくれる乳酸菌・ビフィズス菌ですが、なんとコレステロール値まで下げてくれるということで、最近話題になっています。
コレステロール値で悩んでいる方には、必見の話ですね。
なかなか食事からコレステロールを管理するのは難しくいですが、ヨーグルトを食べるだけでできるのであれば、うれしいですね。
今回は、そんな今話題の乳酸菌とビフィズス菌とコレステロール値の関係についてご紹介します。

コレステロール値が高いとなぜ悪い?重大な疾患の予備軍であることをおさらい

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コレステロールは血液中の脂質のひとつで、細胞膜の合成などに欠かせない重要な栄養素で、適度なコレストロールの摂取、そして血中コレステロール濃度の維持が必要です。
しかし、「コレステロール値が高い」ということで悩んでいる方もいるかもしれません。
実はコレステロールは動脈硬化と深く関わっています
動脈硬化は「かゆ状」とも言われ、大動脈、心臓に栄養を送っている冠動脈、脳に向かう脳動脈などの大事な動脈に、おかゆのようなカスがたまって固く、弾力を失うと同時に狭くなり、さらに血液の流れが悪くなってしまいます。
ひどい時には完全に血流がなくなってしまう状態になります。
このカスのもとになるのがコレステロールとなります。
またコレステロールが高ければ高くなるほど心筋梗塞で亡くなる人が増えていることは多くの調査で証明されています。
そして最近10年くらいの間、コレステロールを治療によって低下させる研究が多くの人々を対象にいくつも行われ、これらの研究で一致した結論は、コレステロールを下げると動脈硬化の進行を遅らせることが出来て、心筋梗塞の発症を減らせるというものです。
たとえ動脈硬化があったとしてもコレステロールを下げると、動脈硬化を起こした部分からコレステロール が引き抜かれて、そこが安定した線維成分に置きかわって、心筋梗塞になることを防げるのではないかとされています。

乳酸菌がコレステロールを排出!その研究成果とは?

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「乳酸菌」と聞くと「腸内環境を整えるもの」というイメージがありますが、実は最近になって乳酸菌には血液中のコレステロール濃度をコントロールする作用があるのではないかと、世界中の乳酸菌研究者の関心を集めています。
血中コレステロールは、食物から摂取されるコレステロールと胆のうから腸管に分泌されるコレステロールが腸壁を通じて血液に吸収され体内を巡り、再び胆のうが分泌され、一部のコレステロールは腸管中で乳酸菌体に吸着されて体外に排泄されています。
腸管から排泄されるコレステロールの量が、血中コレステロール濃度の調節に役立っているとされ、これは乳酸菌がお腹の中の余分なコレステロールを分解して体外に排出して、結果、血液中のコレステロール濃度をおさえることができるということです。
この件に関しては数多くの研究結果が報告されています。
また、ある実験では乳酸菌の菌体の表面にコレステロールを付着する性質があることが判明し、これは生きた乳酸菌であることはもちろんのこと、死んだ乳酸菌についても同じことが言えます。
コレステロールを付着した乳酸菌はそのまま体外に排出されますので、体内からコレステロールが排出されて血中コレステロール濃度が低下することになるのです。
このような数々の研究から血中コレステロールを低減させるのに乳酸菌の働きが期待できます。

このことからも積極的に乳酸菌を摂取したいですね。

乳酸菌が含まれている食品から摂取する ことがおすすめですが、どのような食品を摂取すればよいのでしょうか。
植物性乳酸菌と乳系乳酸菌がありますが、乳系乳酸菌のほうがコレステロール排泄機能が高いことが分かっています。
そして乳系乳酸菌の中でも、ヨーグルトなどに使用されている「乳酸桿菌」よりも、チーズに使用されている乳酸球菌、つまり「ラクトコッカス・ラクチス」のほうがコレステロールを多く吸着して体外に排出することが明らかになりました。

ビフィズス菌でコレステロールを分解!分解されるとコレステロールが吸収されないメカニズムとは?

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ヨーグルトに含まれている乳酸菌として有名な「ビフィズス菌」。
実はこのビフィズス菌を含む食物もコレステロール値に大きな影響を与えます。
ビフィズス菌は大腸にすむ善玉菌で、腸内の働きを助ける役割をし、このビフィズス菌は食べ物から取り入れられたコレステロールを「コプスタノール」という形に分解します。
コプスタノールは脂質として体内に吸収されることがないため、まず脂質を抑えるという役割を果たしています。
食べ物から摂ったコレステロールのおよそ半分がコプスタノールに変換されるので、脂質の半分がカットされているということになります。
そして腸内には「善玉菌」と「悪玉菌」が存在しており、善玉菌は悪玉菌の働きを抑える役割をしています。
悪玉菌が増えると体に悪い毒素が腸から吸収されることになってしまい、そうなると肝臓がその対処をする役割を果たしますが、悪玉菌が増えたことによって本来すべきはずの働きができずにコレステロール値に異常が出てしまいます。
このように善玉菌であるビフィズス菌が肝臓の働きにも間接的に作用して、コレステロール値を下げる働きをしてくれているということになります。
ビフィズス菌を増やすためには、ヨーグルトや乳酸菌サプリメントなどの発酵食品を摂取するという方法があります。

ビフィズス菌の摂取は、1日200gが目安となっています。

まとめ~腸内環境を整えることがコレステロール値を下げるポイント!積極的に乳酸菌を取り入れて生活習慣病予防をしよう~

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コレステロール値が高くなると動脈硬化など、死亡リスクが高い症状が現れることがわかっています。
乳酸菌は一緒にコレステロールを体の外に排出し、ビフィズス菌は脂肪を分解し、吸収できない形にするので、動脈硬化などを予防するのにも大変有効であることが分かりました。
乳酸菌やビフィズス菌はヨーグルトやチーズなど、身近で手軽に摂取できるので、生活習慣病の予防を兼ねて、継続的に乳酸菌。ビフィズス菌を摂取しましょう。


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