血液をサラサラに保とう!高脂血症対策3つの基本

健康診断の季節です。

1年間で健康状態が悪化した人も多いのではないでしょうか?

30代にさしかかるころには、どこかしら健康に問題点が出てくるものですが、特に気になるのは血液の状態ではないでしょうか?

最近よくいわれるのが、ドロドロの血液。

これは中高年だけではなく、若い子どもにも見られる症状で、高脂血症やさまざまな生活習慣病の引き金にもなるものです。

病気を予防するためにも血液はサラサラの状態を維持する必要があります。

水分不足は血液ドロドロの最大の原因!1日にどれくらい水分を補給するべき?

現代人は水分補給が疎かになりつつあります。

水分不足になると、血液中の血しょうの量が減少して、血球の割合が増加します。

血しょうは血液の液体部分であり、血球は血液中の有形成分で、血しょうの中を浮遊するものです。
つまり血しょうが減少するということは、有形成分の割合が必然的に増加して血液が流れにくいドロドロとしたものになるのです。
しかも血球同士がくっつきやすくなりますので、粒が大きくなったり、鎖状につながったりりますので、なおさらドロドロとした状態になります。

血液のサラサラを維持するためには、水分不足は大敵です!

体内の水分量を保ち、血しょうの量を常に維持する必要があるのですが、その方法は非常に簡単です。

こまめに水分補給をすればいいだけです。

私たちの体は何もしない状態でも、1日1.5Lの水が失われています。
ここからさらに汗や尿などの要因を含めれば、1.5L以上の水が失われていることになります。

そのため、できれば30分~1時間間隔で、コップ1杯程度の水分補給を目安にしましょう。

特に午前中は動脈硬化が起こりやすい時間帯のため、しっかり水分補給をする必要があります。

朝方~午前中は血圧が高く、寝ている間に水分が失われ続けているのです。
そのため血しょうの量が一時的に減少し、血液がドロドロに近い状態であることが関係しています。

ちなみに一度に大量の水分補給をすることはおすすめできません

なぜなら私たちの体の保水量は決まっていて、保水量をオーバーした水は体外に排出されてしまうからです。
一度に大量の水分補給をするということは、その分水の排出量を増量させ、さらには大切なミネラル分も同時に排出してしまう可能性が高いのです。

そして筋肉疲労が起こりやすくなりますので、水分補給はこまめに少しずつがポイントです。

また水分ですが、ミネラルウォーターや低カロリーのスポーツ飲料で補給しましょう。
炭酸飲料や甘いジュースは血糖値高め、アルコールは利尿作用がありますので、水分補給には適さないものです。

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ファイトケミカルで血液サラサラに!どのような食品をとるべき?

ファイトケミカルとは植物が紫外線の害や虫などから、自らを守るために作りだした物質です。

ビタミンやミネラルとは異なる物質の総称であり、ファイトケミカルの種類は数千種類~1万種類ほどあるとされています。

ファイトケミカルは
・カロテノイド群
・ポリフェノール・フラボノイド群
・硫黄化合物群

に分類することができます。

ファイトケミカルの最も注目すべき点は、活性酸素から体を守る「抗酸化作用」が非常に強い点です。
加熱調理にもその作用は破壊されることはなく、また生でも摂取できるという大変すぐれた物質なのです。

ファイトケミカルが含まれている食品

①カロテノイド群
動植物に含まれる「赤」「黄」の色素で、βカロテンに似た構造を持つものです。

カロテノイドは緑黄色野菜や果物に含まれる色素成分の総称で、約600種類もある色素の一種です。

効果は、
・抗酸化作用が強い
・活性酸素から体を守る
・がんや生活習慣病を抑える
・美肌効果
・目の健康を維持する
などの働きがあります。

ちなみに1つのカロテノイドだけではなく、さまざまな種類のカロテノイドを摂取するようにしましょう。

◆βカロテン
モロヘイヤ、西洋かぼちゃ、ニンジン、春菊、ほうれん草など
<効果>
・視力向上
・皮膚や粘膜を正常化
・抗ガン作用
・免疫力アップ
◆α-カロテン
西洋かぼちゃ、ニンジン、パーム油など
<効果>
・抗酸化作用
・皮膚や粘膜を正常化
・免疫力アップ
◆リコピン
トマト、すいか、柿など
<効果>
・抗酸化作用
・抗ガン作用
・視力機能の維持
◆ルテイン
芽キャベツ、ほうれん草、ブロッコリー、とうもろこし、ケールなど
<効果>
・抗酸化作用
・網膜の黄斑を正常にする
・子宮の健康維持
◆ゼアキサンチン
卵黄、レバー、ブロッコリー、とうもろこし、オレンジ、マンゴーなど
<効果>
・白内障の予防
・網膜の黄斑を正常にする
・抗酸化作用
◆カプサイシン
ししとう、とうがらしなど
<効果>
・グリコーゲンの分解を促進
・体脂肪を燃焼
・胃腸内を殺菌
◆アスタキサンチン
たい、さけ、かに、いくら、えびなど
<効果>
・抗酸化作用
・免疫力アップ

②ポリフェノール・フラボノイド群
植物が光合成を行うときにできる物質の総称になり、糖分の一部が変化したもので、植物の葉、花、樹皮などに成分として含まれています。

ポリフェノールは体内に摂取した、または蓄積された悪玉コレステロールの酸化を阻害して、
・高血圧
・動脈硬化
・動脈硬化が原因の脳血管障害や心臓病
などを予防します。

◆カテキン
緑茶、煎茶、番茶、ほうじ茶、れんこんなど
<効果>
・抗アレルギー
・抗ガン作用
・腸内環境の改善
・虫歯の予防や口臭予防
◆大豆サポニン
大豆、納豆、味噌、豆乳、豆腐、おからなど
<効果>
・抗酸化作用
・肝機能回復
・脂肪の代謝や美肌効果
・血液サラサラ作用
◆アントシアニン
なす、赤キャベツ、紫いも、赤じそ、ぶどう、ブルーベリー
<効果>
・視力の向上
・目の機能を改善
・肝機能の改善
◆カカオポリフェノール
ココア、チョコレート
<効果>
・動脈硬化の予防
・抗アレルギー
・ピロリ菌やO-157を抑制
◆大豆イソフラボン
大豆、きなこ、納豆、豆腐、味噌、油揚げなど
<効果>
・美肌効果
・骨粗しょう症の予防
・前立腺がんの予防
◆クルクミン
カレー粉、ウコン茶
<効果>
・胆汁の分泌促進
・解毒作用
・抗酸化作用
◆ショウガオール
しょうが
<効果>
・消化の促進
・血行の促進
・殺菌作用
◆ピクノジェノール
フランス海岸松樹皮
<効果>
・婦人病の改善
・抗酸化作用
・冷え性の改善
◆フラボノイド
緑茶、大豆、そば、ブルーベリー、玉ねぎ、ぶどう
<効果>
・動脈硬化を防止
・血圧をコントロール
・生活習慣病を予防

③硫黄化合物群
にんにくや玉ねぎなどのユリ科の野菜や、大根、わさびなどのアブラナ科の野菜に含まれる辛み成分です。

硫黄化合物は強い殺菌力がありますので、古くから食中毒を予防する薬味として利用されています。

◆アリシン(硫黄アリル)
にんにく、玉ねぎ、長ネギ、あさつき、らっきょう、にらなど
<効果>
・血液サラサラ
・食欲を増進
・生活習慣病の予防
・体を温める
◆アイリン
にら、にんにく、玉ねぎ、長ネギなど
<効果>
・疲労回復
・血栓予防
・抗菌や抗カビの作用
◆アホエン
にんにくなど
<効果>
・血液サラサラ
・抗菌作用
・抗ガン作用
・生活習慣病の予防
◆イソチオシアナート
にんにく、キャベツ、大根、わさび
<効果>
・抗ガン作用
・殺菌作用
・食欲増進
・血小板の凝集を抑制

1日の摂取量としては、さまざまな野菜を350g以上、果物は約200gを食べることを目標としましょう。

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コレステロール値と中性脂肪を減らすための栄養素!DHA・EPAはどれくらいとるべき?

アジやサバ、イワシなどの青魚には、生活習慣病を予防したり、改善するための栄養が豊富に含まれています。

青魚といえば、DHAやEPAの栄養成分が有名ですね。

この2つの成分には、血液中の中性脂肪の値、コレステロール値を低下させ、血流を良くして動脈硬化を予防する効果があります。

DHAやEPAは、私たちの健康に必要な必須脂肪酸で、1日の摂取量の目安は、1~2gとなっています。

・さんまやあじの開き(生、干しのどちらでも)1匹
・マグロの中トロ(刺身)4切れから5切れ
・さばの切り身1切れ
・いわし1匹

を目安にするといいでしょう。

DHAは脳を活性化する働きがあり、学習機能の向上や老人性痴呆症の予防に役立つものです。

DHAには赤血球などの血液中の成分を柔らかくするという働きがありますので、血液をサラサラにすることができます。

また腎臓で中性脂肪が作られるのを抑えて、肝臓から血液へ中性脂肪が分泌されるのを抑える効果もありますので、血液中の中性脂肪を低下させ、コレステロールを下げる働きがあるのです。

次にEPAですが、イワシやサバ、アジに多く含まれるもので、オメガ3脂肪酸の1つになります。
EPAには血管を柔らかくする作用があり、血管年齢を若く保つ効果があるということが分かっています。
EPAを摂取することで赤血球の膜をしなやかにすることができ、毛細血管のような狭い部分にもスムーズに血液が流れるようになるのです。

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まとめ~3つの基本を押さえて高脂血症を予防・改善しよう~

血液をサラサラに保ち続けるためには、子どものころから「水分補給」「ファイトケミカルの摂取」「DHA・EPAの摂取」の3点が大事です。

この3つの基本を押さえておけば、将来血液検査で「ドロドロの血」に悩まされることはありません。

もちろんこの3つの基本は大人になってからも十分効果を発揮しますし、ドロドロの血と診断されたあとでも十分血液をサラサラにすることが可能です。

さらに嬉しいことに3つの基本のどれもが、少しの意識づけで簡単に実践することができます。

高脂血症はさまざまな生活習慣病の入口になる病で、最悪の場合死へ繋がる可能性を秘めています。

だからこそこの3つの基本をきちんと守って、高脂血症を予防することを意識してください。


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