お酒を飲んでいない人も要注意の非アルコール性脂肪性肝炎(NASH )とは?

中性脂肪が肝臓に蓄積する脂肪肝は、お酒を飲みすぎて肝臓を酷使している人に多くある病気と考えられていました。
しかし、近年お酒を飲んでいない人も脂肪肝になることが知られてきて、実は日本人
ではこちらの方が多いとの見解もあります。
アルコールとは関係なく起こる脂肪肝は非アルコール性脂肪肝炎と呼ばれる病気になるようです。
誰にでもなり得る非アルコール性脂肪肝炎はどのような病気なのか、リスクなど、なってしまってから調べる事のないよう、予防のためにも今から知っておきませんか?

増加傾向にある非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)とは?

肝臓の代表的な働きとしてアルコール分解がありますが、その他にも食べた栄養を分解して他の成分に変えて吸収するエネルギーを作る役割も兼ねています。
脂肪やたんぱく質・糖質などあらゆる栄養素は一度この肝臓を通過しなければなりません。
ですから日々のアルコールの摂取で起こる脂肪肝以外にも、脂肪の取りすぎなどにより脂肪肝になる可能性のはあるのです。

脂肪肝は今や日本人の4人に1人がなっていると言われ、その中の約1割がアルコールの摂取とは無縁の「非アルコール性脂肪肝炎」と言われています。
肝臓にある中性脂肪の割合は通常3~4%程度ですが、30%以上になると脂肪肝と診断されます。

脂肪肝だけならまだ病気ではなく、普段の生活を注意する予備軍になりますが、そのまま放置しておくと脂肪肝炎を発症することがあります。
その時に血液検査や飲酒歴などから脂肪肝炎・非アルコール性脂肪肝炎のどちらかを診断します。

脂肪肝炎がさらに進行してしまうと肝硬変や肝がんなどの肝臓の末期状態を引き起こします。
自覚症状がなく、風邪などの症状と区別つきにくい非アルコール性脂肪肝炎、どのような人が要注意なのでしょうか?

脂肪肝は自覚症状がない!非アルコール性脂肪性肝炎を疑い人はどんな人?

非アルコール性脂肪肝炎は肥満・糖尿病・高脂血症・高血圧などが深く関わっています。
特に注意が必要なのは、肥満と糖尿病です。

肝臓は食物の脂肪分をエネルギーに変えたり、肝臓自身でも糖分から脂肪を合成する働きをしています。
その為、近年のような糖分や脂肪が多い食生活と運動不足で、肝臓が処理しきれない脂肪が溜まり、脂肪肝や非アルコール性脂肪肝炎になってしまいます。

肥満かどうかを簡単に判断する手段に身長と体重だけで分かるBMI値があります。
BMI値が25以上~30未満では約35%、30以上では約80%が脂肪肝の割合と肥満の人ほど、脂肪肝や非アルコール性脂肪肝炎になりやすいのです。

運動不足や食べ過ぎなどの要因から起こる糖尿病の人も非アルコール性脂肪肝炎の疑いがあります。
非アルコール性脂肪肝炎の人はインスリンの働きが悪く、血糖値が高い人はこれに当てはまる人もいるでしょう。

非アルコール性脂肪肝炎の診断をするには、肝臓の細胞を取って病理検査する必要があります。
肥満・糖尿病など気になる点がある方は検査をすることをお勧めします。

脂肪肝なら肝硬変や肝がんになる可能性は低いですが、非アルコール性脂肪肝炎になってしまうと肝硬変や肝がんなどの大きな病気になる可能性が高くなります。
特に40代以降に急激に増えるので、中高年の人は今からでも予防法を知っておく事が大事ですね。

脂肪肝で食い止めたい!非アルコール性脂肪性肝炎を予防・改善する方法

肥満気味で非アルコール性脂肪肝炎を疑う人は、まずダイエットが予防・改善方法になります。
ダイエットと言っても、急激な食生活の変化や無理な食事制限をするのではなく、肉や魚・大豆製品など良質なたんぱく質を摂り、ご飯・パンなどの糖質や肉の脂身やチーズなどの乳製品に多い脂質を控えましょう。
食物繊維やビタミン・ミネラルを含む野菜も積極的に食べていきたいですね。
お菓子などよりフルーツのようがヘルシーで良いかと思う人も多いですが、フルーツの糖は脂肪肝の脂になりやすいので、食べ過ぎには注意が必要ですね。

更に、定期的な運動も必要です。
内臓脂肪型肥満の解消には有酸素運動が適しているので、ウォーキング・軽めのランニング・水泳・自転車こぎなどの運動を週3回以上、一回30分程度続けることを目標にしましょう。

ダイエットで痩せた女性でも栄養バランスを崩し、非アルコール性脂肪肝炎になる事があります。
ですから無理なダイエットとリバウンドを繰り返すと肝臓に負担をかけるのでやめて下さいね。

すでに医師の診断を受け薬を服用している場合、高血圧の方や持病がある方は医師に相談してからダイエットや運動をするようにしましょう。

まとめ~肥満と共にリスクが上がる!日頃の生活で非アルコール性脂肪性肝炎にならない肝臓を作っていこう!~

現代の食生活は、野菜不足や高カロリーなファストフードなど肝臓に負担をかけてしまうものが沢山あります。
美味しくてつい食べ過ぎてしまう人は、大きな病気になって後悔する前に、まず腹八分目の食事を心がけるところから始めてみましょう。

体を動かす運動も、通勤の一駅を歩く・エレベーターではなく階段を使うなど、日頃のちょっとした工夫で出来るものもあります。

普段の生活から非アルコール性脂肪肝炎を予防できそうですね。


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