男性の更年期障害(LOH症候群)の症状チェック!年齢は関係あるの?

最近、「やる気が起きない」「夜に眠れない」「集中力を保てない」といった症状で悩んでいませんか?
もしかすると、原因は男性ホルモンの低下による男性更年期(LOH症候群)かもしれません。

女性の症状として知られる更年期障害ですが、実は男性にも起こりうるもので、近年その症状に注目が集まってきています。
実は、男性更年期(LOH症候群)がさまざまな病気の原因になっているかもしれないことが分かってきたのです。

今回はそんな知られざる男性の更年期障害の症状について解説していきたいと思います。

男性にも更年期障害?テストステロンとは?

更年期障害と聞くと、一般的に女性の悩みとしてイメージされやすいですが、実は男性にも更年期障害が存在します。
男性の更年期障害は、テストステロンと呼ばれる男性ホルモンの低下によって引き起こされると言われています。

テストステロンは体のさまざまな場所で重要な役割をしており、男性らしさにつながる要素に多く関わっています。

例えばテストステロンには骨や筋肉を大きくする働きがあり、たくましい体をつくるのにテストステロンの分泌が不可欠です。
テストステロンは、体に作用する効果だけでなく、男性の精神的な要素にも深く関わっています。
この男性ホルモンにはドーパミンの産生を促す効果があり、テストステロンの分泌によってさまざまなことに対してやる気と活力を与えてくれます。

今、紹介したものはテストステロンの効果のごく一部であり、他にもさまざまな効果があることが分かってきています。
このように男性にとって非常に重要なテストステロンが減ってしまうと、どのような症状が起きてしまうのでしょうか?

男性の更年期障害(LOH症候群)の気になる症状とは?

男性更年期(LOH症候群)の症状は、女性の更年期障害に通じるものと男性特有の症状とあります。
男性更年期(LOH症候群)の主な症状は、「身体的な症状」「精神的な症状」「性的な症状」の3つに大きく分けられます。

身体的な症状
・筋肉量の減少(それに伴う筋肉の痛み)
・骨粗鬆症
・メタボリックシンドローム
・ホットフラッシュ
・睡眠障害

男性更年期(LOH症候群)になると、テストステロンの減少により多くの身体的な症状がでます。
筋肉や骨の強度を維持できなくなるだけでなく、メタボリックシンドロームの原因にもなっています。
テストステロンには血管にコレステロールを溜めにくくする働きがあるので、テストステロンが低下すると血管や臓器に不純物が溜まりやすくなり肥満を促進させてしまいます。

他にも女性の更年期障害の症状として知られている「ホットフラッシュ」が生じることもあります。
ホットフラッシュとは、暑くない場所でも汗が急に出てきたり、全身がほてるなどの症状が突然起こることです。
これらの症状は、ホルモンバランスが崩れることによって自律神経が乱れてしまうことで起きるので、男性でも更年期障害として起こりうります。

また男性更年期(LOH症候群)の多くの人が不眠の悩みを抱えており、身体の疲労感が続くというのも症状の1つです。

精神的な症状
・うつ症状
・焦燥感や不安感
・集中力の低下

男性更年期(LOH症候群)は精神的な影響も大きく、うつ症状とも関係があることが分かっています。
テストステロンの分泌量が低い人に高い確率でうつ症状がみられたという研究結果も出ています。
「やる気が出ない」「すぐにイライラしてしまう」「パニック状態になる」といった症状も、男性更年期(LOH症候群)における精神的な症状の特徴です。

男性更年期(LOH症候群)に悩む多くの人が集中力の低下を感じており、そのせいで普段の生活のさまざまなシーンで支障がでてきてしまいます。

性的な症状
・男性機能の低下(ED)
・性欲の減少
・頻尿

男性ホルモンであるテストステロンは男性機能にも深く関わっており、男性更年期(LOH症候群)により男性機能の低下を引き起こしてしまいます。
高齢になるにつれて、性欲の減少やEDといった症状がみられやすいのには、実はそういった症状が男性更年期(LOH症候群)の症状の1つだったからです。

また頻尿や残尿感といった悩みも実はテストステロンの減少が関わっています。
男性ホルモンの乱れは前立腺に悪影響を与えてしまいます
テストステロンが悪玉の男性ホルモンになってしまうことで、前立腺を肥大化させて尿道を圧迫してしまいます。
その結果、頻尿や残尿感といった症状がでてしまいます。

男性更年期(LOH症候群)から重病につながることも!?

男性更年期(LOH症候群)の恐ろしいところは、上で紹介した症状だけでなく、さらなく病気につながるケースがあることです。

テストステロンの低下により、血管の状態が悪化し、高血圧や内臓脂肪の増加といった症状を引き起こしてしまいます。
その結果、動脈硬化を促進させ、「心筋梗塞」や「脳梗塞」といった病気になるリスクを高めてしまいます。

こういった重病と男性更年期(LOH症候群)のつながりを示す興味深い調査も出てきています。
心筋梗塞や脳梗塞といった病気になった男性の多くが、実は以前からEDを始めとする男性更年期(LOH症候群)の症状が出ていたという調査結果があります。

このように男性更年期(LOH症候群)には、重病のリスクを高めてしまうことが分かってきました。

男性の更年期障害も年齢は関係ある?

テストステロンの分泌量は20代でピークを迎えると言われています。
そこから年齢を重ねるとともに、少しずつテストステロンの量を減っていきます。
そのため男性更年期(LOH症候群)は高齢になるにつれて症状が出やすい傾向があります。

ただし、女性の更年期障害のように症状が出やすい年齢があるわけではありません。
女性の場合だと、閉経によるホルモンバランスの変化によって更年期障害が出ることが多いですが、男性には閉経のような分かりやすい目印はありません。
さらにテストステロンの量は個人差が大きく、テストステロンの減少の仕方も人それぞれです。
そのため、30代後半から男性更年期(LOH症候群)の症状が出始める人もいれば、70代になって発症するという人もいます。

加齢に伴いテストステロンが減少するのは確かですが、男性更年期(LOH症候群)は女性の更年期障害に比べて、いつ発症するか分からないという恐ろしさがあります。
さらに男性更年期(LOH症候群)の症状のいくつかは、さらなるテストステロンの低下を招くことがあり、どんどん症状を悪化させてしまうことがあります。

更年期というと40代後半から50代前半をイメージする人も多いと思いますが、男性更年期(LOH症候群)の場合は幅広い年齢層で起こりうる上に、症状が長期間出るのが特徴です。

ストレスがテストステロンの減少を促進させる?

テストステロンの減少の大きな要因として「ストレス」があると言われています。
テストステロンの多くは、睡眠時に分泌されています。
つまり副交感神経が優位になっている状態だと、ホルモンの分泌が促されます。

しかし、ストレスを感じている状態とは交感神経が優位になっている状態なので、テストステロンの分泌が抑制されてしまいます。
そのため日頃から強いストレスを感じている人ほどテストステロンの低下が著しい傾向にあります。

このように男性更年期(LOH症候群)は加齢だけでなく環境による影響を大きく受けてしまいます。

1人で悩まないで!まずはカウンセリングを

近年、注目され始めた男性更年期(LOH症候群)ですが、女性の更年期障害に比べるとまだまだ認知度は低いと言えます。
症状が分かりにくいこともあって、男性更年期(LOH症候群)を発症しているにもかかわらず自覚のない人は多いようです。
そのためか、男性更年期(LOH症候群)になっている男性の多くが、誰にも相談できずに1人で悩みを抱えているという現状があります。

「なんとなく調子が悪いな」と感じたり、「理由が分からないけどやる気が出ない」といった日が続くようであれば、もしかすると男性更年期(LOH症候群)かもしれません。
テストステロンの低下は、専門病院によるホルモン補充療法によって3ヶ月程度で改善することが可能です。
今回の記事を読んで思い当たる節があれば、まずは専門の病院でカウンセリングを受けてみることから始めると良いでしょう。


関連記事

おすすめ記事ピックアップ!

  1. 女性だけではなく、最近は男性も冷え性に悩んでいるそうです。冷え性は人によって症状が違い、冬場に特に辛…
  2. 健康診断の季節になると気になるのがメタボリックシンドローム。 若いときは軽い運動だけで、簡単に…
  3. 最近スーパーアミノ酸として取り上げられることも多くなってきたアルギニン。 成長ホルモンの分泌を促進す…
  4. ん?アスタキサンチン?何それおいしいの?という人も多いかもしれません。 でもこの聞きなれない成分が…
  5. 「青汁」と聞いてあなたはどんなことを思い浮かべますか? 野菜不足解消、栄養タップリ、健康飲料、でも…
ページ上部へ戻る