あなたはサプリメントと医薬品の違いって説明できる?3つのキーワードから徹底分析

サプリメントは「栄養補助食品」「健康補助食品」ともよばれ、不足している栄養分を補うことが目的です。

今ではいろんなメーカーから、たくさんの種類のサプリメントが販売されています。

医薬品よりも手軽で身近なイメージがあるので日常的にサプリメントを摂取している人も多いと思いますが、「医薬品」と「サプリメント」具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。

医薬品とサプリメントの違いは?医薬品の規格からわかること

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「医薬品」は、どこの会社で作っても一定の品質で製造されています。

法律により、成分や製造の段階から細かく管理されているのです。

医薬品は
・細胞実験
・動物実験
・ヒト実験

を経て、質の高い科学的データが蓄積されており、製造工程もしっかりと管理されています。

製品の有効性や安全性を確認するために、実際の製品を使用して「ヒト臨床試験」を行った後、初めて「医薬品」の「効果」「効能」を表示することができるのです。

また、医師や薬剤師の管理の下で安全に利用できるという環境が整っています。

一方「サプリメント」には「医薬品」のような決まりがありません。

この「決まり」というのは「法律」や「臨床試験」のことです。

成分や素材の段階で科学的根拠が明確ではなく、「細胞実験」や「動物実験」だけで「効果がある」とするものや、製品を使用した「ヒト試験」を全く実施していないものが数多くあるのです。

例えば「コエンザイムQ10」や「コンドロイチン硫酸」「α-リポ酸」のような「医薬品」としても「サプリメント」としても使用できる素材もありますが、これらの成分が「医薬品」となるのか「サプリメント」となるのかについては、先ほどご紹介した複数の厳しい試験などをパスしているかどうかで決まります。

「サプリメント」には成分名が表示されていますが、含有量は曖昧なものになっています。

ですから、「医薬品」であれば「効果」「効能」を表示して販売できるのですが、「サプリメント」の場合は「効果」「効能」は表示できません

たとえ同じ名称の原材料であったとしても、「病気の治癒に利用できる医薬品」と「病気の治療に利用できないサプリメント」が存在するのです。

医薬品とサプリメントに効果の差はあるの?その効果や効能を探る

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「サプリメント」と「医薬品」の差についてご紹介しましょう。

①「期待できる効果」について
「医薬品」は「効果」「効能」「効き目」を重視して、科学的根拠や厳重な臨床試験に基づき作られています。

国から承認されているので、疾病の治療に対し、確実で即効的な効果が期待できるのです。
ただし「医薬品」の使用には医師の指示が必要ですし、大なり小なりの副作用を伴うこともあります。

「サプリメント」は、特定の疾患に対し、直接的に疾病を治すものではありません。

あくまでも「健康維持」「健康の増進」が目的であり、その効き目は緩やかなものになります。

また、「サプリメント」は「医薬品」と違って、「効果」「効能」を表記することが許されませんし、具体的な「服用時期」や「服用量」を表示することもできません。

②「使用の選定者」について
「医薬品」は医師などの法で許可された者だけが使用を指定することができます。
基本的に疾病を治療するためのものですので、「医療用医薬品」であれば医師が相手の訴えや疾病に対して処方をします。

「一般用医薬品」であれば医師ではない人が薬局で自由に購入することができますが、薬局には必ず薬剤師がいて、必要に応じて相談することができます。

「サプリメント」は「医薬品」ではなく「食品」の1つとして定義されますので、消費者が自由に選んで摂取することができます。

③「使用期限」について
「医薬品」は何らかの医学的な問題に対して使用されます。

例えば高血圧の治療薬のように慢性的に服用が必要であるものもたくさんありますが、一時的な病気に対しては、服用期間はその病気が治癒するまでに限定されています。

対して、「サプリメント」には特定の服用期間がありません。
通常は健康維持や健康増進の目的で、日常的に、そして長期的に摂取するものです。

サプリメントより医薬品のほうが品質がいい?医薬品に定められる品質について解説

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品質が良い薬を安心して使用することができるように、医薬品は「薬事法」によって製造から流通、そして使用されるまでの各過程において、厳しい管理基準が定められています。

薬を製造する段階では、原料の受け入れから薬の出荷に至るまで、製造工程全般にわたる管理はもちろんのこと、工場の建物や機械設備の配置などにも安全基準が設けられているのです。

医薬品の製造については品目ごとに「品質標準書」が作成されて、「製造販売承認事項」や「その他の品質に関わる必要な事項」が記載されています。

「医薬品」の製造や流通、販売の主な基準は次のとおりです。

・「GMP(Good Manufacturing Practice)」→製造管理、品質管理の基準
・「GQP(Good Quality Practice)」→品質管理の基準
・「GVP(Good Vigilance Practice)」→製造販売後の安全管理の基準
・「GPSP(Good Post-marketing Study Practice)」→製造販売後の調査試験の実施基準

また、製薬産業界では
・薬の保管
・薬の出荷
・薬の配送

にあたり、それぞれの段階で温度や湿度、光の影響などが原因で品質が損なわれないように、品質の安全性を守る自主規範を設定しています。

薬というのは、さまざまな段階の厳しい規正や基準をクリアすることにより、初めて患者の手元に届いているのです。

薬の品質管理は、流通する数多くの製品の中でも、特に厳格に守られており、さらに、薬局でも薬の安全や品質のチェックが行われています

まとめ~医薬品とサプリメントの違いを知って、自分に必要なものを選ぼう~

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こうして見てくると、
「医薬品」⇒病気を治すためのもの
「サプリメント」⇒健康を維持するために補うもの

と考えたらよいのではないでしょうか。

ですから、「医薬品」は効き目が強く、短期間に限定して使用するものが多いのだと言えます。

それに対し、「サプリメント」は効果が緩やかなので、長期間使用することができます。

ただし、原材料の中にアレルギー食品が含まれていることがありますので、食物アレルギーのある人は、記載されているアレルギー表示には注意しなくてはなりません。

メーカーでは『サプリメント相談窓口』を設けていて、薬との飲み合わせを相談できるところもあります。

上手に活用して、健康ライフを満喫したいですね!


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