冷え性を根本的に治すための改善法はありますか?

毎年冬になると、冷え性に悩まさています。

人によっては夏でも体が冷たいので、半袖をオフィスで着用することができず、1年中長袖やカーディガンを着用している人もいますね。

冷え性の人はとにかく体を温める必要があるので、衣服にも気を配ったり、オフィスにもひざかけや専用のヒーターを持ち込んでいます。

でもよくよく考えてみると、これって冷え性を緩和しているだけで、冷え性と根本的に向き合っていない状態なんじゃないでしょうか??

冷え性は体の芯が冷えているのに、私は単純に外から温める事ばかりに注目していたような気がします。

冷え性を根本的に治すのであれば、体の芯をポカポカにするしかないでしょう!

今までのように冷え性を緩和するのではなく、今年こそ冷え性を根本的に改善してみようではないですか!

冷え性を食事から改善するには?

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手軽に始めることができる冷え性改善法といえば食事です。

体を温める効果のある食品を摂取して、エネルギーを燃やす力で体を温めることを「食養生」と呼びます。

即効性はありませんが、体を温める効果のある食品を摂取することえ、冷え性の辛さが少しずつ改善していくのです。

体を温める効果のある食品のことを、「陽性食品」と呼びます。

・生姜
にんにく
・ねぎ
・梅干の黒焼き

ほら、いかにも身体がポカポカしてきそうなイメージ通りのものばかりじゃないですか?
これら陽性食品には以下のような特徴があります。

陽性食品の特徴

・塩辛い
・寒い土地や涼しい土地でとれる食品、寒い気候や涼しい気候にとれる食品
・水分が少ない食品、固い食品
・地下でまっすぐ下に伸びる植物
・時間をかけて煮る食品
・熱すると固くなる食品

陽性食品は、普通に食べるよりも、温めて飲む方が効果が高いです。

こういった特徴があることを覚えておけば、初めて遭遇する食品でもなんとなく陽性っぽいかな?なんて目星がつけられそうですね。

体を温めるだけではなく、血液をサラサラにする食品としては、
・こんにゃく、ごぼう、人参などの「根菜類」
・「自然塩」
・味噌や醤油の「塩辛い加工品」

などがあります。

それ以外に体を温めるけど、血液がドロドロになってしまう食品として、
・豚肉
・鶏肉
・チーズ
・卵
・赤身の魚
・貝類
などです。

そして陽性食品の反対、「陰性食品」についても紹介しましょう。

陰性食品は陽性食品とは違い、体を冷やす効果がある食品で夏場によく見かける食品が多いです。
体を冷やす効果があるということは、冷え性の人はなるべく避けたほうがいいでしょう。

陰性食品

・温帯産の果物
・ナッツ、緑黄色野菜
・ナス科の野菜
・わかめ、こんぶ、のりなどの海藻類
・豆乳、大豆、豆腐
・お茶、コーヒー、紅茶
・酢
・食品添加物や合成甘味料、香辛料、砂糖
・アイスクリーム、チョコレート、スナック菓子
・白いご飯、うどん、パン
・精製油
・たばこ

特にアイスクリーム等は、体を冷やすだけではなく、血液もドロドロにしてしまうので、冷え性が最も辛い冬場は避けたいものですね。

冷え性を改善してくれる漢方とは?

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冷え性」という字をよく見ると、症ではなく性が使われています。

これは西洋医学では冷え症は病気ではないと考えられていることが理由です。

しかし東洋医学の場合、冷え性は体のバランスを崩している状態と考えられているので、「漢方」を用いた治療法があります。

冷え性に用いられる漢方は、冷え性の症状によって異なりますので、主に女性の冷え性に効果を発揮する漢方を紹介します。

① 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)
手足の先が冷えてしまう冷え性の人、特に冬の寒さやクーラーの冷たい風に弱い人にオススメの漢方です。

このような冷えは、「しもやけ」「頭痛」「腹痛」「下痢や便秘」などに悩まされることが多いので、当帰四逆加呉茱萸生姜湯を使って全身を温めて改善するのですよ!

② 当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
あまり体力がなく、貧血気味という人に向いてます。

当帰芍薬散は体に栄養を与えて、血行をよくすることにより症状を改善していくのです。

そして余分な水分を外に出すように働きかけてるので、足腰が冷えたり、むくみやすい状態にも効果を発揮してくれる漢方薬です。

また乱れた自律神経を整える働きがありますので、冷えのぼせの冷え性や、生理不順、不眠症の緩和にも効果的です。

③ 加味逍遥散(カミショウヨウサン)
冷えのぼせの冷え性にオススメの漢方です。

冷えのぼせだけではなく、「肩こり」「疲れやすい」「精神的な不安」「イライラ」に悩んでいる人にも効果的があります。

④ 八味地黄丸(ハチミジオウガン)
年齢を重ねるとともに冷えやすくなった人に向いている漢方薬ですね。

体に必要なエネルギーの補給によって体を温める効果があり、「頻尿」等の尿トラブルの改善にも使われています。

⑤ 桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
比較的体力がある人で、上半身はのぼせているけど、下半身が冷えている状態の人にピッタリな漢方です。

桂枝茯苓丸は全身の血行を良くすることで、冷えを改善する働きを持っています。

冷えのぼせの症状だけではなく、「肩こりやめまいがある」「生理痛がひどい」という人にも向いています。

他にも冷え性を改善してくれる漢方はたくさんありますので、病院で自分の冷え性の症状を相談してみるといいでしょう。

症状にあったピッタリな漢方を処方してくれますよ!

鍼灸治療による冷え性の改善とは?

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漢方と同じ東洋医学で、冷え性の改善に効果があると言われているのが、「鍼灸治療」です。

鍼灸治療では内臓器官の働きを調えることによって、冷え性を根本的に改善しようという概念があります。

まず鍼灸治療で行う冷え性の改善方法は、冷え性が生じている体の部分のみを治療するものではありません

内臓の機能を整えながら全身の血流がよくなるように、体全体を見ながら治療をしていくものになります。

そもそも東洋医学では、体が健康であれば血液は常に清浄に流れていると考えられています。

ところが体に異常が生じると、血流が悪くなって血液が交差する「経路」という部分で血液が溜まりやすくなります。

体内に新鮮な血が流れなくなってしまうと、疲労物質が溜まることにより免疫力が低下して様々な体の不調を起こすようになるのですよ。

そこで血液が溜まっている経路を刺激することによって全身の血流が改善されるという仕組みです。

全身の血流がよくなると、本来持つ免疫力を取り戻すことができるようになりますし、新陳代謝が上がって冷え性も改善されますね。

もちろん鍼灸治療を行っても、すぐに効果を実感できるわけではありません。

しかし鍼灸治療を続けることによって、冷え性の症状がかなり緩和されることに気が付くと思いますよ。

まとめ~生活習慣を変えても改善しない場合は漢方や鍼灸も有効~

人は何故「冷え性」になるのでしょうか?

冷え性はもともと女性に多い症状であり、理由は男性に比べて女性は自分で熱を作りだせるほどの筋肉が少ないことが原因です。

しかし最近では男性の冷え性も問題視されるようになりました。

現在の冷え性の原因の多くは、運動不足による筋肉の減少、ストレス、乱れた食生活にあります。

冷え性を根本的に改善したいのであれば、生活習慣の見直しは必須項目です。

しかし長年冷え性に悩んでいると、生活習慣の改善だけでは冷え症の緩和は難しいです。

そんなときは迷わず漢方薬や鍼灸治療を頼ってみてください。

生活習慣の改善とプラスして実施することで、確実に冷え性の改善に近づくことができるでしょう。

特に漢方薬は自然由来の成分で作られているので、薬を飲むのは嫌という人にもピッタリです!

最近では漢方薬に健康保険が利用できるようになりましたので、治療費などの負担も少ないと思います。


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